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構造級別の判定

  最近の建築技術の進歩はめざましく、様々なハウスメーカー・工務店が、耐火性・耐震性をはじめとする建築技術を競い合い、建築方法・材料も非常に多様化しています。
また、火災保険でも自由化以降、省令準耐火料率や耐火性能割引など建築技術の進歩に連動するように多様化しています。
構造級別の判定は所在地とならび火災保険の住宅物件料率を決める重要な要素です。
   
 
●プレハブ住宅の場合
 

プレハブ便覧に記載のあるハウスメーカー・商品名で構造級別・耐火性能割引などを確認します。

例1
旭化成・積水ハウス・ミサワホームの場合、商品名によってはB構造+耐火性能割引の適用有無がプレハブ便覧に記載されている。
例2
プレハブ便覧の住宅名称に「省令準耐火型」の記載がある。C構造で省令準耐火料率の適用可能(省令準耐火料率は火災保険B構造の料率を準用します)

   
 
●2×4(ツーバイフォー)住宅の場合
 

2×4工法の場合、一般に耐火性に優れ、木造(C構造)であっても多くの場合 省令準耐火料率が適用できます。

確認方法
1.パンフレット・設計仕様書・図面等に「省令準耐火」または「省令簡耐」の記載がある。
2.住宅メーカー・施工業者に省令準耐火に該当するか問い合わせる。

(火災保険契約の際は「省令準耐火構造確認書」を申込書に添付します。)

<参考>
(社)日本ツーバイフォー建築協会の会員企業建築の建物は、ほぼ省令準耐火構造以上になります。

   
 
●在来工法の場合
  在来工法とは、日本の伝統的な建築方法で、自由な設計ができるメリットがあり、大手の在来工法メーカーから中小工務店など多くの施工業者が採用しており、近年ではプレカットによる品質の均質化・工期短縮なども進んでいます。
  確認方法
1.
下表に従い構造級別を判断
2.C構造の場合「省令準耐火構造」にあたらないか確認。
3.省令準耐火にあたらなければ「耐火性能割引」「耐火性能割引U」にあたらないか弊社で確認します。
   
 
●構造級別早見表(主なもの)
 

柱・はり

 



コンクリ−ト

ALC板

コンクリートブロック

れんが
・石造

モルタル塗

石張
・タイル張

金属板張

石綿スレート

木毛
・木片セメント板

木板張

プラスチック板

1.
コンクリート造

床:コンクリート
屋根・小屋組:コンクリート
または不燃材料

-

-

-

2.
耐火被覆鉄骨

床:コンクリート
屋根・小屋組:不燃材料

-

-

-

3.
鉄骨

小屋組:鉄骨
(床・屋根は問わない)

4.
木造

小屋組:木造
(床・屋根は問わない)

 
●簡易判定

1.コンクリート造・(耐火被覆鉄骨造)

床:コンクリート
屋根・小屋組:コンクリート
または不燃材料

A構造
 
B構造


2.防火被覆鉄骨造・防火被覆木造

準耐火建築物

A構造
 
B構造

 

3.鉄骨造

外壁

B構造
 
D構造
 
C構造

4.木造

外壁

B構造
 
C構造
 
D構造
 
●構造級別の定義
 
A構造

@コンクリート造・鉄骨耐火被覆造
建物の主要構造部のうち、柱、はり、床がコンクリート造または鉄骨を耐火被覆したもので組み立てられ、屋根・小屋組(最上階のはりを含みます)・外壁のすべてが不燃材料で造られた建物

A1時間準耐火建築物
建物の主要構造部のうち、柱・はり・床が木材または鉄骨を防火被覆(注)したもので組み立てられ、外壁のすべてが不燃材料で造られまたは被覆された建物。ただし、外壁・柱・はり・床については、通常の火災時の加熱に1時間以上耐える性能を有するものに限ります。(建築基準法施行令に定める『木造3階建共同住宅等』をいいます。)

B構造

@外壁によりB構造となる建物(鉄骨・木骨を問いません)
外壁のすべてが
(a)コンクリート造(ALCを含む) (b)コンクリートブロック造 (c)れんが造 (d)石造 のいずれかに該当する建物

A土蔵造建物

B鉄骨造(外壁:不燃・準不燃)
鉄骨造建物で、外壁のすべてが次のいずれかに該当する建物
(a)不燃材料または準不燃材料で造られたもの
(b)不燃材料で被覆されたもの

C45分準耐火建築物
建物の主要構造部のうち、柱・はり・床が木材または鉄骨を防火被覆(注)したもので組み立てられ、外壁のすべてが不燃材料で造られまたは被覆された建物。ただし、外壁・柱・はり・床については、通常の火災時の加熱に45分以上耐える性能を有するものに限ります。(建築基準法施行令に定める『木造準耐火建築物等』をいいます。)

C構造

@木造(外壁:不燃・準不燃)
木造建物で、外壁のすべてが次のいずれかに該当する建物(A・B構造に該当するものを除きます)
(a)不燃材料または準不燃材料で造られたもの
(b)不燃材料で被覆されたもの

A鉄骨造でA・B構造に該当しない建物
鉄骨造建物で、A・B構造に該当しない建物(外壁が木板張・プラスチック板張・布張のものを除きます)

D構造 A〜C構造に該当しない建物

(注)柱・はりに構造用集成材等を使用した場合または床の表側に畳もしくは一定の厚さ以上(A構造:40o以上、B構造:30o以上)の木材を使用した場合には、その部分の防火被覆は必要ありません。

不燃材料 コンクリート、れんが、瓦、石綿スレート、鉄骨、アルミニウム、ガラス、モルタル、しっくい、不燃石こうボード(12 o以上) 等の不燃性の建築材料をいいます。
準不燃材料 不燃材料に準ずる防火性能を有する木毛セメント板、木片セメント板、石こうボード(9 o以上)等をいいます。
コンクリート造 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨コンクリート造、無筋コンクリート造、軽量コンクリート造( 含む気孔性コンクリート造) 、プレストレストコンクリート造、プレキャストコンクリート造、軽量気泡コンクリート造( 含むALC 造) またはセメント押出成形板をいいます。
コンクリート
ブロック造
鉄材補強のコンクリートブロック造・コンクリートホローブロック造、コンクリートブロック造またはコンクリートホローブロック造をいいます。
耐火被覆 モルタル・パーライト・吹き付け石綿またはプレキャストコンクリート板等の耐火力をもった不燃材料による被覆をいいます。
防火被覆 不燃石こうボード(12 o以上) 、強化石こうボード、スラグ石こう系セメント板等の不燃材料または硬質木片セメント板等の準不燃材料による被覆をいいます。
構造用集成材 厚さ20 o程度の挽き板を繊維方向に平行に積層接着したものをいいます。

 

 
●準耐火建築物の場合

建築確認申請書の第4面「5.耐火建築物」欄で構造級別を判定できる場合があります。

耐火建築物欄 耐火時間・性能 構造級別
準耐火建築物(イ−1) 1時間準耐火 A構造
準耐火建築物(イ−2) 45分準耐火 B構造

AIU保険 評価ハンドブック参照

 

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